推しが結婚不倫してた女の吐きだめ
ある日、Twitterはとある話題で埋まっていた。
それは、推しである岡本信彦が結婚、不倫していたことだった。
検索をせずともTLにでてくる、記事へのURLが載ったツイート。
正直みたくなかった。目を背けたかった。けどみなければこれからなにも始まらない。何もできない。そう思って記事を読んだ。
言葉にならなかった。目の前が真っ暗になった。手が震えた。寒気がした。涙が止まらなかった。
1月26日、私はそのイベントに参加していた。
終わった後は、一旦家に帰るか、そのまま共演者とご飯に行っているものだと思っていた。
けれど、それは違った。女と会っていたのだ。そしてそのあと彼は何事もなかったかのように、共演者とご飯を食べたんだろう。何故だか、共演者に申し訳なくなった。
なんで彼はこんなことしてしまったのだろう。まあきっと考えてもそれは無駄な時間になるだろう。
正直、女がたくさんいようが、遊んでいようがどうでもいい。けれどそれは独身であることが前提だ。
彼は結婚していたのだ。今回、いやきっと今回だけではないだろう。彼は奥様がいるのにもかかわらず、女とイベント後に会っていたのだ。歌舞伎町のラブホテルで。
そして彼の手には中身が詰まった紙袋。ラブホテルで過ごした女の手にはクッキーの箱。
彼がイベントでファンから貰ったものを女に渡したと考えるのが妥当だろう。
正直、私のじゃなくてよかった。なんて思ってしまった。
けれど、同じように応援してる人のなかに、それをプレゼントした人がいる。そう考えるとなんだかとても悲しく、辛くなった。
そしてその人のことがとても心配になった。
1日経ち、公開生放送があった。私は怖くて現地には行けなかった。
生放送をみて、涙が止まらなかった。言葉が出なかった。
彼は「推し変とか、絶対にしたほうがいい」そのような発言をした。彼からそんな言葉を聞きたくなかった。それを聞いて悲しかった。
けど一番残っているのは「奥さんが可哀想だからね。」と発言をしたことだ。コメントであれ拾うべきではなかった。正直、お前がいうな。と思った。無性に腹が立った。
なんでお前が。なぜか涙が止まらなかった。
私が応援してた期間は5.6年と短い。ちゃんと彼を知ったのは、イベントに行くようになったのは高校生の時だった。私立だったためアルバイトをするには学校の許可が必要だった。また成績もある程度良くないといけなかった。
もともと素行は悪くなく、それなりの成績はあったため、すんなり高校からアルバイトの許可が下りた。そして彼を応援するため、必死でアルバイトをし、成績が落ちないよう勉強もした。
たくさんイベントに行った。自分名義で当たった時、そして1列目や、2列目一桁列が出た時はとても嬉しかった。
初めての遠征、何が必要なのかたくさん調べた。夜行バス、新幹線、ホテルの予約。自分一人で初めて行うことだらけだった。不安もたくさんあった。でも楽しかった。
けど今となっては無駄な努力だったのだろう。無駄な時間だったのだろう。
勉強だけしておけばよかった。きっと今より更に質の良い学びができただろう。
そして何を信じていけばいいのかわからなくなった。それは彼に対してだけではない。
信じていた応援していた人が、とてつもなくクズだったから。
みんな本当はそのような人なのではないか。そのように思うようになってしまった。
人間って怖い。